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帳票の中には、請求書や台帳などのように、明細数が増減する帳票が多いと思います。SVFでは可変帳票と呼んでおり、今回は可変帳票を作成する方法をお伝えしたいと思います。

可変帳票の作り方

可変帳票を作成するには、「サブフォーム」と「レコード」アイテムを使用する必要があります。「サブフォーム」とは、行によって異なる内容が出力できる領域で「レコード」とは、サブフォームの中にデータの出力を行うエリアとなります。

サブフォームとレコードを作成する

最初は「サブフォーム」その後「レコード」を配置します。

「サブフォーム」は黄色。「レコード」は青色と思って頂ければ簡単かもしれません。

フィールドを作成する

後はレコードの上に罫線やフィールドを配置して頂ければ終了です。

便利機能のご紹介

ここで何点か便利機能をご紹介します。

リンクサブフォーム機能

まずは、1点目。印字レコードが「サブフォーム」の領域を超えた場合別の領域を指定して出力する「リンクサブフォーム」機能がございます。今回作成している請求書のように明細を左から右に印字したい時など必要ですね。

設定方法は簡単です。リンク元となる「サブフォーム」を選択し、リンクサブフォーム名にリンク先のサブフォームを選択するだけです。(今回はリンク元となるサブフォーム名は請求明細1、リンク先となるサブフォーム名を請求明細2にしております)

外線の有無設定

2点目として、「サブフォーム」も「レコード」も外線の有無を指定ができます。「レコード」では明細数が増減されるので自動的に外線が表示されるのは嬉しいですね。(レコードの設定箇所もサブフォームと同じです)

接点モード

3点目ですが「レコード」を引くときは、罫線と同様「接点モード」を使うと簡単に「レコード」が「サブフォーム」に吸着します。使い方は「枠から罫線をはみ出さず、短かすきず、ピッタリ合わせたい」を参照下さい。

注意点

注意として「サブフォーム」は1つのフォーム内に複数個作成できますが、リンクしていないサブフォームを複数制御することはできません。レコードを作成できるサブフォームは、1つのXML様式ファイル内に1つのみになります。

まとめ

ということで、今回は帳票レイアウトを作成する上で最も重要なポイントの1つである「サブフォーム」「レコード」を使用しての明細数が増減する帳票を作成しました。いかがでしたでしょうか。この「サブフォーム」「レコード」を使用した機能を今後たくさんアップしていきますのでポイントはしっかり押さえておいて下さいね。

これから、可変行では、合計金額を出力したり、2ページ目以降のレイアウトを変えるなどの情報を提供していく予定です。

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大江直輝

建設業向けパッケージを導入するSIerを経て2017年にウイングアーク1st株式会社へ入社し、SVF・SVF Cloud・invoiceAgentのプリセールスを4年経験し、2023年現在は製品サポート部にてお客様への技術回答をおこなっています。今後は自社製品がお客様の資産の一部になれるような価値訴求や顧客接点をもったCustomer Success活動に注力していきたいです。

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